円高と中国政府による日本旅行制約について

円高と中国政府の動きが気になる

毎回、リレー形式でお送りする民泊賃貸ブログ。今の時期は2016年春節の真っ最中!今年もエアビーホストさんだけでなく観光業、関連サービスなどインバウンド業界に従事する皆さんが多忙を極めている時期ですね。今回は、「円高と中国政府による日本旅行制約について」と称してブログをお届けいたします。

急激な円高の影響は?

円安・株高を誘導するアベノミクス戦略。円安の恩恵を受けて特にアジア人観光客の増加が著しく、2015年に日本を訪れた中国人は、2014年の約2倍にあたる499万人。これは日本を訪れた外国人旅行者の25%にあたり、宿泊・買い物などの消費金額を見ると、実に50%近くが中国系訪日者によるものだそうです。先日、日銀の黒田総裁が実施したいわゆる第三弾黒田バズーカで一時的に円安に振れたものの、今週に入り急激に円高が進みました。2月1日に1ドル120円だったのが、わずか一週間ちょっとで1ドル=114円~115円と4%~5%も円高に。。

 

母国通貨は同じ元手なのに何もしなくても4%~5%消費できる金額が減ってしまっていることになります。トレンドとしても今後、更に円高に振れるという予測が多いので、この「円高」による訪日外国人減の影響がどこまであるのか気になるところですが、更に一部メディアの報道では、中国政府が銀聯カードの上限額を設けて日本での消費を抑えるよう動いているとのことでした。

 

「円高」&「消費額の制限」の2つの要因が来日外国人の減少につながるのでは・・??

 

日本旅行の阻止については現代ビジネスさんがこんな記事を出しています。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47736

 

一方で、中国市場研究所さんは以下のように反論しています。

http://cm-rc.com/xinwen_nr.php?id=679#.VrlZ-fmLRdg

 

どちらが正しいのか。。これは訪日中国人数のデータ結果が出るのを待つしかありませんが、いずれにせよ何らかの影響が出てくるのではないかと思われます。

 

あとこれは補足ですが、民泊賃貸スタッフの友人が日中専門の旅行会社をやっているので、このあたりの実情について旅行会社の見解を聞いてみました!

 

彼の話によると・・

 

「え?全然影響ないよ」とのことでした。

 

え・・?

 

その理由は以下との事です。

まず最初に中国政府の反日訴求に伴う影響について

結論から言うと今のところ全く影響はなし!

 

確かに中国政府から、日本を牽制するようなお達しは来てるみたいだけど、一部の人を除いては何も気にしてないみたい。

 

「爆買」は高級品をどっかんとっかん買うイメージがあるけど、最近は高級品じゃなくて、質が良くてリーズナブルなモノに購買意向がシフトしていますね。安くていいものをいっぱい買って帰る感じです。消費という観点でいうと、中国人の興味軸が有形(モノ)から無形(ソフトやサービス)に移行していて、今までは日本製品(japan brand)の買い物をメインとしていた中国人が多かったが、最近は買い物だけでなく、日本式のサービスや周遊地自体の雰囲気の楽しみ方が分かってきて、そこにお金を落とす層が育ってきています。あと、旅行会社をやっていて、日本人として嬉しいのは、うちの会社でアテンドした旅行者のうちほぼ100%が「また行ってみたい!」って思ってくれることかな。

次に円高や中国経済失速の影響について

こちらも今のところ全く影響なし

 

手前味噌ですが、日本のほうがモノ・サービスの品質が格段に高いから中国国内旅行より日本旅行にアドバンテージがあることは確かです。中国人は日本人と違い、コツコツ貯金して少し余暇に回す・・というような属性ではなく、楽しめるなら多少無理してもお金出す!という国民性なので、多少の円高だろうが経済失速だろうが日本旅行への勢いが止まる気配はないですね。まぁ今のところは・・ですが(笑)それから、今もなお、口コミが口コミを呼び、今まで反日だった中国人層も、「そんなに良い国なら一度、俺も行ってみようか」みたいな心理になり始めています。そういう意味では、まだまだポテンシャルはあると思っていますよ。

 

という事でした。個人的には「楽観的過ぎやしないか」と思うものの、15億人の人口を抱える中国。考え方によっては、年間500万人しか訪日してないので、まだまだイケる感はありますね。

 

それでは引き続き、民泊賃貸を宜しくお願い致します!

 

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