読谷村は民泊仲介サイトの世界最大手、エアビーアンドビーと協定を結び、地域の活性化や観光の質の向上に連携して取り組んでいくことになりました。
20日読谷村役場で行われた協定の締結式には、石嶺村長と民泊仲介サイトを運営するエアビーアンドビー・ジャパンの田邉泰之代表取締役が出席し、協定書を取り交わしました。
協定は、双方の連携を通じて県外からワーケーションの利用者を呼び込み、自然や伝統文化を生かした体験型の観光を楽しんでもらうことで、訪れた人と地域の交流を増やそうというものです。
エアビーアンドビー・ジャパンによりますと、沖縄は国内の気軽な旅行先として宿泊先検索の上位に入っていて、コロナ禍でリモートワークなど新たなライフスタイルが広がるなか、予約の宿泊数が7日以上になる割合は令和元年に21%だったのが、去年は41%に増えたということです。
石嶺村長は「コロナ禍で観光が大きなダメージを受けるなか『量から質』へという観光のあり方を進めて持続可能な観光地と地域社会の構築を進めたい」と話していました。