世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、世界的に海外旅行が再開されていることから、今夏に向けて国際線の予約が大幅に増加すると予想している。
WTTCのパートナーで旅行動向分析行うフォワードキーズによると、今年第1四半期と第2四半期の世界の国際線予約数は、それぞれ前年の3倍になっている。各国による旅行規制の緩和に合わせて、その数は増加。2022年の特徴的な傾向として、プレミアムクラスの予約の伸びと直前予約の増加を挙げている。
アジア太平洋の第1四半期の国際線予約数は前年比275%増。第2四半期も同264%増と好調な回復が続いている。フォワードキーズでは、今後国境が再開されると、アジアへのインバウンド旅行、アジア域内の旅行ともに回復し、世界経済を牽引していくと予測している。
今夏の世界の旅行需要をを見ると、特にカリブ海と南米へのインバウンド旅行予約が増加。コスタリカ、ドミニカ、アルバ、ジャマイカなどが人気トップ20に入っている。
欧州では、アイスランド、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、フランスが力強い回復を見せ、パンデミック前の水準に近づいている。また、アフリカ/中東では、タンザニア、カタール、エジプトがほぼパンデミック前に戻っている。
記事元:https://www.travelvoice.jp/20220427-151120