ウーバー(Uber)が旅行事業に本格参入か、航空・ホテル予約に進出、英国で「スーパーアプリ化」に向け実証開始へ
ライドシェアとフードデリバリーを展開するウーバー(Uber)は、フライト、鉄道、ホテルの予約を加えることで、「シームレスな旅」を実現しようとしている。まず、英国で実証を始める計画だ。
同社CEOのダラ・コスロシャヒ氏は、昨年9月に開催された「スキフト・グローバル・フォーラム」で、スーパーアプリ構想に言及し、「我々は、ユーザーが複数のアプリをシームレスに移動できるようにしていく」と話していた。
コスロシャヒ氏の発言のあと、キャピタルA(旧エアアジア)は、東南アジアでフライトとフードデリバーのサブスクリプションサービスを始めた。
スーパーアプリは、アジアがリードしているが、ホッパーCEOのフレデリック・ラロンド氏は同じく「スキフト・グローバル・フォーラム」で、欧米でも旅行向けのスーパーアプリの登場を予見していた。
スキフトの報道によると、英国での実証では、今夏に鉄道とバスの予約が開始され、今年後半にはフライト、2023年にはホテルの予約も始めるという。また、レンタカー予約も視野に入れているようだ。
実現すれば、ウーバーはさまざまな旅行予約から多額のコミッションを得ることが可能になるが、その予約機能をどのように統合していくかという大きな問題は残されたままだ。
引用元:https://www.travelvoice.jp/20220411-151006