中国、日本人旅行者ビザ免除再開を検討
中国外務省は、中国を訪れる日本人旅行者に対するビザ免除の再開を検討していることを明らかにした。これは、中国政府が新型コロナウイルスの感染拡大を抑えつつ、経済活動の正常化を図る中で、人的交流の促進を図る狙いがあるとみられる。
現在、日本人旅行者が中国に入国するには、ビザの取得が必要となっている。新型コロナ以前は、最長14日間の滞在であれば、ビザ免除で入国が可能だった。
中国政府は、昨年12月からフランス、ドイツ、イタリアなど6カ国に対してビザ免除措置を実施している。また、28日にはタイと中国の両政府が両国間の観光客などの往来を促進するため、ビザを相互免除することで合意した。
日本政府は、中国政府からのビザ免除再開の要請に対し、以下のような点を焦点に検討を進めていくとしている。
- 中国政府が日本人旅行者ビザ免除の再開を検討
- 新型コロナウイルスの感染拡大を抑えつつ、経済活動の正常化を図る狙い
- タイとのビザ相互免除も合意
- 日本政府も検討を進めていく